オヴェルの敷地内には登山口があります。 山頂にはこの村を守るための 「秋葉様」 という火伏せの神が祀られており、 30 分ほどで登れる小さな山です。 年に一度、 村 人がこの山を登り、 村に火事が起こらぬように祈る風習がいまもなお受け継がれています。
わたしたちはこの山を 「裏山 – うらやま」 と呼んでいます。
本棚には 「旅」 をテーマに4人の小説家がセレクトした書物を並べています。 テーマは同じでも人の数だけさまざまな答えがあり ます。 勧められた本を読む、 それは勧めてくれた人の存在を意識しながら作者の世界に浸ること。 いつもより一層深みのある読 書体験ができることでしょう。 旅先で書物を手にとり、 もうひとつの旅の扉をひらいてみませんか。
Sound Library Urayama は、 2ヶ月に一度アートギャラリーに姿を変えます。 OVEL にアーティストが滞在し 「裏山トレッキン グ」 を通して感じたことを作品にしていただきます。 選書と同様、 テーマはずっと変わらず同じです。 同じテーマだからこそ、 そこから生まれるさまざまな作品に作家の個性が浮き彫りになるのだと考えています。