OVEL

時が奏でるホテル「OVEL- オヴェル」へようこそ。

人が旅するようになったのはいつからだろう。遊牧民が環境を荒らさぬ知恵をもった頃なのか、あるいは渡鳥のように悪環境を避けるために移動し始めた頃なのか、どちらにせよ初めは生き延びるためだった移動が、定住化した後に目的を変えながらも、現在にいたるまでますます活発になっています。船、鉄道、自動車、飛行機、物理移動は加速しつづけ、情報伝達もまたインターネットで速度を上げてゆきます。時間を短縮し、物理的距離を無効にすることが価値だともてはやされるこの時代において、旅とはいったいなんだろうと考え始めてしまったことが「OVEL」という旅のはじまりでした。

わたしたちは、本来ひとが持っていた「時間と空間/距離と場所」の感覚を、旅することで思い出していただきたくて、ここ山口でスローな旅をプロデュースします。観光スポットをただ案内するのではなく、わたしたちが発見した「楽しみ方」を知っていただくことで、眠っていた身体感覚が目覚めることでしょう。あなたの生活を豊かにするための「目覚め」それがわたしたちのミッションです。

Cafe lounge Route262

Restaurant Nabetsu”ru (ナベヅル) は、 宿泊者に向けた朝食をふるまう場と、 地元の人に向けた各地で活躍するシェフを 招いたディナー 「料理人 in regidence」 としての、 ふたつの顔があります。

朝食はビュッフェではなく、 地元の農家や牧場でとれた食材をつかい、 一皿ずつ丁寧に仕上げた季節のお料理となります。

料理人 in regidence は、 各地で活躍するシェフに短期滞在していただき、 料理を愛する地元の方にディナーをふるまってい ただく、 イベント型のお食事会です。 食後はシェフを交えてカフェラウンジでのアフターパーティも開催されます。 わたしたちホ テルができる街づくりとは、 旅人を街へ案内することと、 街の人に外からの華やかな刺激を与えることだと考えています。 この イベントを通して街が豊かになることを願っています。

周南市八代では初霜が降りる11月になると、 シベリア南東部から中国北東部で繁殖したナベヅルが渡来します。 故郷の厳しい 寒さを避け、 暖かい場所で越冬するために選んだ場所がここ山口にもあります。 ナベヅルの滞在期間はおよそ5ヶ月間、 4月に なると 2000Km 離れた故郷へ帰ってゆきます。 つまり、 その土地の生態系をつくっている生物のなかに旅人も含まれているの はごく自然なことなのです。

Restaurant Nabetsu”ru

Restaurant Nabetsu”ru (ナベヅル) は、 宿泊者に向けた朝食をふるまう場と、 地元の人に向けた各地で活躍するシェフを 招いたディナー 「料理人 in regidence」 としての、 ふたつの顔があります。

朝食はビュッフェではなく、 地元の農家や牧場でとれた食材をつかい、 一皿ずつ丁寧に仕上げた季節のお料理となります。

料理人 in regidence は、 各地で活躍するシェフに短期滞在していただき、 料理を愛する地元の方にディナーをふるまってい ただく、 イベント型のお食事会です。 食後はシェフを交えてカフェラウンジでのアフターパーティも開催されます。 わたしたちホ テルができる街づくりとは、 旅人を街へ案内することと、 街の人に外からの華やかな刺激を与えることだと考えています。 この イベントを通して街が豊かになることを願っています。

周南市八代では初霜が降りる11月になると、 シベリア南東部から中国北東部で繁殖したナベヅルが渡来します。 故郷の厳しい 寒さを避け、 暖かい場所で越冬するために選んだ場所がここ山口にもあります。 ナベヅルの滞在期間はおよそ5ヶ月間、 4月に なると 2000Km 離れた故郷へ帰ってゆきます。 つまり、 その土地の生態系をつくっている生物のなかに旅人も含まれているの はごく自然なことなのです。

Ura yama

オヴェルの敷地内には登山口があります。 山頂にはこの村を守るための 「秋葉様」 という火伏せの神が祀られており、 30 分ほどで登れる小さな山です。 年に一度、 村 人がこの山を登り、 村に火事が起こらぬように祈る風習がいまもなお受け継がれています。

わたしたちはこの山を 「裏山 – うらやま」 と呼んでいます。

本棚には 「旅」 をテーマに4人の小説家がセレクトした書物を並べています。 テーマは同じでも人の数だけさまざまな答えがあり ます。 勧められた本を読む、 それは勧めてくれた人の存在を意識しながら作者の世界に浸ること。 いつもより一層深みのある読 書体験ができることでしょう。 旅先で書物を手にとり、 もうひとつの旅の扉をひらいてみませんか。

Sound Library Urayama は、 2ヶ月に一度アートギャラリーに姿を変えます。 OVEL にアーティストが滞在し 「裏山トレッキン グ」 を通して感じたことを作品にしていただきます。 選書と同様、 テーマはずっと変わらず同じです。 同じテーマだからこそ、 そこから生まれるさまざまな作品に作家の個性が浮き彫りになるのだと考えています。

guest room

旅人にとって過ごしやすい部屋には、 いくつか条件があります。

丁度よい広さであること、 建物が堅固であること、 しっかり周囲を見渡せること、 光が部屋の隅々まで届くこと、 水が綺麗であ ること、 空気が澄んできること、 寝心地がよいこと。

そんな誰もが必要としていることに合わせて、 ほんの少しのエンターテイメントと衒いのない美意識さえあれば、 そのお部屋は 誰にとっても心地のよい空間であるはずです。

ここにあなたのセンスを重ね合わせてみてください。 同じ部屋でも使う人のセンスによって雰囲気が変わり、 時間と共にあなた 色に染まってゆくことでしょう。 私たちが準備しているお部屋には、 人それぞれのセンスが合わさるための 「余白」 があります。 余白を大切にしている理由は、 与えること受け入れることの相互作用で起こることが旅の醍醐味だと考えているからです。

Wan man

人間の 1/6 程度しか生きることができない犬の時間感覚は、 人間の 3 倍だと言われています。 つまり、 犬の時間感覚で換算 すると 45 年ほどの寿命だと言えます。 それを踏まえて想像してみてください。 もしあなたが3日旅に出てなら、 犬にとっては9 日間のお留守番となるのです。

わたしたちは、 あなたが旅先でも愛犬とずっと一緒にいれるように Dog friendly room Wanman というサービスを作りました。

Dog friendly room Wanman では愛犬のお食事や自然豊かな散歩コースをご用意しています。 もう愛犬に寂しい思いをさせ ることはありません。 あなたの人生にとって大切な旅に、 愛犬もいっしょに連れてきてください。 愛犬とともにする冒険はきっと互 いの絆をより一層強くすることでしょう。

On°C


温度を上げて街へ出よう

On°C- オンドはからだを温めることを通して、 旅そのものの 「温度」 を上げることができるサウナです。 初めて訪れる環境では 楽しいことの反面で、 体には小さなストレスが少しずつ溜まってゆきます。 体のケアは旅先だからこそ大切です。

On°C- オンドはプラベートサウナです。 旅のなかにほんの少しのプライベートを取り込み心身ともに整えることで、 あたたの旅の 温度も上がります。

Slow Drive

山口県にはわたしたちが案内したい場所がたくさんあります。 でもどこを選んでも遠く離れていて旅行客にとっては移動しづらく、 まるで北海道旅行のようです。 そんな問題を解決するサービスが 「Slow Drive」 です。 私たちが行きたい場所までとびきりユ ニークな車で送迎いたします。

歩く鳥のように、 旅先くらいゆっくり走ろう。

山口県は地方のなかではめずらしく、 とても道路が広くてライダーにとっては聖地として崇められているほどです。 ウィンドウから 見える景色は、 急いで走るにはもったいないほど和やかで、 私たちが大切にしている 「出迎えること、 見送ること」 このふたつ が楽しいひとときに変容する、 そんな魅力的な街です。

私たちが運んでいるのは「人」でありながら「希望」でもあります。 地方にとって旅人はさまざまな気づきを与えてくれる存在です。 私たちとあなたが出会い互いの文化が混ざり合うことで、 私たちの街もあなたの街も、 共に豊かになれると信じています。

Kuu NiWA

ソニー CSL が理論化した協生農法を活用し 「食べれる森」 を作っています。 モノカルチャーで枯れゆく自然を再生する技術で もある協生農法は、 小さなスペースで超高密度な生態系をつくりだす魔法のような技術です。

私たちが作った食べれる森 「Kuu NiWA」 はホテルの敷地内にあり、 ここで採れた野菜や果物は宿泊者のための朝食として使 用したり、 ロビーの朝市で販売もしています。 協生農法で収穫した野菜や果物は、 大きさや形は不揃いながらも、 透き通った 味がすると評判です。 モノカルチャーのように同じものを沢山収穫することはできませんが、 枯れゆく自然を蘇らせる力を持った この農法で新しい生産の形を提案いたします。

多種多様な生態系といえば、 ロビーに集まる人たちを見れば分かるようにホテルも同じです。 そんなよく似た性質をもったこの 場所で、 旅行客や街の人へ向けて、 育てる楽しみや、 また味わう喜びを伝えることができることが、 OVEL の喜びです。

Rooftop Bath Life Zabun

Rooftop Bath Life Zabun は、 ざぶんとお風呂に入る幸せを、 薪をくべる古来の手法で湯を沸かし、 空気の澄んだ大空の 下で楽しむための屋上アクティビティです。

よくある露天風呂とは違って、 まるで半世紀ほどタイムスリップしたかのような気分を味わいつつ、 現在の便利になった入浴の ありがたさを感じることのできる、 とてもエモーショナルな体験型の入浴となっています。

湯の沸かし方、 正しいお湯の浸かり方など、 OVEL の入浴マイスターが指導します。

家族とざぶん、 友達とざぶん、 恋人とざぶん、 同じざぶんでも一味ちがったざぶんを体験してみませんか。 このサービスは屋 上の共用スペースを利用しているため、 水着での入浴となりますので、 あしからず。

モバイルバス提供 : FIRESIDE (https://www.firesidestove.com/)

KizKi

Yamaguchi wild tour

その土地に住む人の観察眼や好奇心でしか知り得ない 「秘境」 がある。 山仕事の途中見つけたまだ名も無い山から眺める夕日 と、 そこで一息つくコーヒーがたまらなく美味しいことや、 もう地元の人しか通らない畦道から見る日の出の美しさや、 普段は人 が立ち入らない山の中腹で聴く虫の声や鳥のさえずりの臨場感など、 その土地に永く住まなければ気付くことのない隠された魅 力が、 いくつもあります。

Kizki はそんな秘境をめぐる 「やまぐちワイルドツアー」 です。 朝早く起きて、 箱詰めされた朝食とポットに入れたコーヒーを片 手に、 旅のなかでさらなる旅に出かけましょう。 そこではきっと何も着飾ることのない山口があなたを待っています。

ここで得た 「きづき」 はあなたの生活環境を見直すきっかけになります。 あなたの住む街でも探してみてください、 きっとまだ見 ぬ秘境を見つけることができると思います。

OVEL

時が奏でるホテル「OVEL- オヴェル」へようこそ。

人が旅するようになったのはいつからだろう。遊牧民が環境を荒らさぬ知恵をもった頃なのか、あるいは渡鳥のように悪環境を避けるために移動し始めた頃なのか、どちらにせよ初めは生き延びるためだった移動が、定住化した後に目的を変えながらも、現在にいたるまでますます活発になっています。船、鉄道、自動車、飛行機、物理移動は加速しつづけ、情報伝達もまたインターネットで速度を上げてゆきます。時間を短縮し、物理的距離を無効にすることが価値だともてはやされるこの時代において、旅とはいったいなんだろうと考え始めてしまったことが「OVEL」という旅のはじまりでした。

わたしたちは、本来ひとが持っていた「時間と空間/距離と場所」の感覚を、旅することで思い出していただきたくて、ここ山口でスローな旅をプロデュースします。観光スポットをただ案内するのではなく、わたしたちが発見した「楽しみ方」を知っていただくことで、眠っていた身体感覚が目覚めることでしょう。あなたの生活を豊かにするための「目覚め」それがわたしたちのミッションです。